失われた遺産


失われた遺産

半分以上は妄言の可能性もあります。

 人型兵器(超古代)

遥かな昔、ハイエルフたちがオークと生存競争をしていたそのころ、
ハイエルフ達の今は失われし古の魔術と、木々の精霊、神々の力を結集して作られたという最終決戦兵器。
森の一番樹齢の長い『始祖の木』とされる、力のある神木をコアに、
土・水・火・風の精霊王の力を宿した機体をそれぞれ一機、生産された。
北の森では水の、南の森では火の、西では土の、東では風の──
諸説あり、北は水、南は火、西は金、東は木、中央で土の、で、五体作られた説、
八卦に基づき八機作られた説、水金地火木土天冥海雷で十機造られた説もある。
現在は封印処理が施されており、封印場所も厳重に秘匿されている。
その力は真価を発揮すれば世界を焦土と化す程であり、単機で古龍や神霊と対峙できるクラス。

但し、地表に余すところなく森が広がっていた時代、エルフ帝国時代の産物なので
森が縮小した今では大した力は出せないとも言われている。

 人型兵器(現代の)

人間国家である西の帝国。教皇を首長とする教皇庁を内含する、世俗権力と宗教権威の二重支配の封建国家。
ここでは『機士』と呼ばれる人型、ないしケンタウロス型兵器乗りが騎士階級としてその地位を確立している。
元々は人間が竜を倒すために、より大きな槍を持てる腕を、それを掲げて走れる脚を、と作り出した道具だったが
現在では兵器として転用され、いち早く機士団を組織できた国が版図を広げて今日の西の帝国となっている。