人間族


人間族

人間。大抵の世界では最大人口を誇る普通の人。普通の人族なので普人族とも。
肌の色によって黄色人種、白色人種、黒色人種、赤色人種、茶色人種に大別される。
さまざまな意味で平均的、標準的な種族。
その特徴はなんといってもその多様性と汎用性、そして人口の多さである。
身長はだいたい150〜180cmほどで、体重もそれに見合った55〜110kgくらいが多い。
社会性が強く、いわゆる貴族階級というものの大部分は普人族が占めている。
同時に、その人数の多さから農民や職人、商人など様々な職種において彼らの姿を見ることができる。
他の種族に対しては比較的寛容で、同じ街で混ざり合って生活しているところも見かける。
だが、その寛容さは多数派であること、つまり強者の余裕からきていることも多い。

社会としては職能の分業化が進んでおり、さまざま仕事をこなす人々があつまり、都市圏を形成している。
また都市ごとの交流も活発で人と物のやりとりは比較的豊かである。
一方で保守的で組織的なためか、危険を避け安定を求める傾向にある。
そのため、遠くへ旅に出るものも少なく、交易や商人としては他の種族ほどは向いていない。
冒険心が乏しいともいえる。歴史上の英雄はその人口の多さに比べ普人族はさほど多くない。