犬人族
この世界ではラウルフとキャントールが代表的な犬人族とされる。
キャントールは犬のようにマズルのある顔立ちの亜人類。
献身的な種族であり、上位者に対する従順な性格と、厚い毛皮、速度、体力、器用さを受け継いでいる。
また、信心深い種族でもあり、僧侶としても優れた素質を持っている。
ラウルフは人と狼の特性をもつ種族で、何度めかの大戦時に魔法的な儀式で生み出された人造種族である。
さほど人口の多くない種であり、同族で集団を作りながら、普人族の都市の一角で共生していることが多い。
がっしりとした恵まれた体格をしており、髪の毛も豊かな傾向にあるが、普人族との違いはほとんどない。
精神の高揚や流血等といった緊張状態によって、狼の因子が活性化すると、獣の耳や尻尾が発現し
瞳の色の変化といった外見の変化が起こる。
身長は145〜200cmくらい、体重は50〜120kgほどとかなり幅広い。
髪の色は黒や灰色、赤毛が多く、髪質が硬い傾向にある。
肌の色は、黄白色から赤褐色や茶褐色といった色素の濃いものが主流。
瞳の色は、金色やルビー色といった特徴的な色合いが多い。
能力面は、優れた膂力と耐久力、脚力が特徴である。
また獣の因子である狼耳や尻尾が出現するとさらに身体能力が上昇するため、
優秀な戦士、傭兵になりうる。人の姿に狼の力強さを宿した雄々しい種族。それがラウルフである。
冒険者としては戦士職と武器攻撃職に適性が高い。