{{title 冒険者}} !!!冒険者 !!理想 モンスター討伐という命懸けの職業に就く者。それを冒険者という。 開拓都市の拡張のために、市民権を餌に近隣の集落のうだつの上がらない 次男三男坊らから集められ、モンスターを討伐し、素材を政庁に販売する。 政庁からは冒険者たちにそんな生活を期待されている。 モンスター素材は市場に流れ街を豊かにするが、毎日戦闘では身が持たない。 そのため一度モンスター討伐をしては、2日ほどインターバルをとる、という サイクルで挑む冒険者も少なくない。 そんな冒険者のライフラインとして、法人委託の仕事も用意してある。 徒党を組み、装備を整え、数人がかりで挑めば敵さえ選べばそう負けることはない。 一般的な冒険者が5人組で、毎日5体ずつスライムを討伐。そんな生活を1〜2年ほど 続けていればレベル2に昇格する。 レベルが上がればステータスも上昇するので、それに見合う敵を選び、いっかくうさぎか おおありくいに。伸びが良ければうしどりに。 うしどりなら比較的早めに、うさぎかありくいなら、2〜3年程も戦い続ければレベル3。 市民権の獲得である。 法人委託の仕事で手に職をつけたものなどは、市民権の獲得と同時に冒険者から足を洗う。 能力値の伸びの少ないもの、成長の遅いもの。 ほかの冒険者と比較することで、否が応でも才能の有無に気づかされる。 !!現実 非冒険者の成人の能力値は ちから:1~2 すばやさ:1~2 かしこさ:1~2 きようさ:1~2 たいりょく:1~2 HP:20~30 MP:10~20 となる。これを下回る能力値からスタートを余儀なくされる者もいる。 そうしたものの末路は往々にして二つに一つ。無謀にモンスターに挑んで死ぬか 法人委託に寄生する委託乞食と呼ばれる存在になるか。 ごく一部の幸運な者はクソステ冒険者救済徒党のような処に拾われる場合もある。 !!実態 クマモトの人口は周辺の集落も含めて概ね50万人程度。 そのうちの1%(約5000人)がモンスター討伐業=冒険者とされる。 冒険者のうちの約半数は最底辺たるD・Eランク。(約2500人) 残りの半数のうち、90%が市民権を得たCランク冒険者(約2250人) 残りの10%がA・Bランク冒険者。(約250人)