【略歴】 西の帝国の大領主の娘……だったが、妾であった母親がエルフと姦通して生まれた子供であることが露見し、相続権を失った。その数年後、義兄の成人の折、後顧の憂いのないよう殺されそうになったところを、小さな刃物を奪い、地下牢から脱獄。血の繋がらない領主の父親を殺して逃走した。 それから十数年間、各地を転々としながら悠々自適な生活を送っていたが、あるとき、帝国領を襲った強大な古龍を単独で討伐したことで、その功績をもって領土を与えられ、封建領主となった。 領地は荒廃しきった没落領で、立て直しには長い歳月を必要とした。だが、今では高級ワインの産地として、毎年、莫大な富を生んでいる。ラタロ自身、始めこそ熱心に運営していたものの、ブランドが確立し、軌道に乗ればあとは容易いもの。経営が安定した現在では、すべての管理を領民に任せて、自分は遊び回っている。
【容姿】 腰まである銀髪を後ろで団子に纏めている。父親であるエルフ(?)の詳しい種族は明らかになっていないが、齢100を迎えても15の頃と変わらない若々しい姿に、一時は「帝国最強」を噂された事もある剣士にしては、身長は160センチと平均的で、少女らしい華奢な体つきをしている。領主になる前から金回りが良かっただけあって、服装は華美ではないけれど、上品で造りがよく、高級なものを身に着けている。下着は女性用の物。
【性格】 若い頃は戦闘狂の性格破綻者などと言われていたが、今はすっかり丸くなった。気に入らない相手だろうと、いきなり暴力に訴えることはないし、侍女に朝フェラをさせるときも頭を掴んで無理やり動かしたりしない。ただし、同意を得れば行きずりの相手でも子種を注ぐ、注がれる事に抵抗はない。曰く「私を倒せるような、強い子を産んで(産ませて)くださいね♡」とのこと。 |
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